ひさしぶりの動画お手伝い報告です!
今回の動画は堀 圭祐様と新ユニット「crash≠crush」様とコラボさせていただきました。
いままで映像関連はボーカロイドのイラストやPVを中心に作っていたのですが、はじめてボーカロイド以外の映像をお手伝いさせていただきました。
はじめボーカロイド音源のデモをいただいたのですが、この時点で完成度がとても高く完成版が届くまでワクワクしていました。
アイドルグループの欅坂の楽曲のようなサウンドと雰囲気、テーマ性、サビの疾走感がとても好きでずっと作るのが楽しみだった曲です。
歌い手さんが最初何人参加されているか知らず、歌の表現力が豊かすぎて大勢いらっしゃるのかなと思っていたら三名で歌っていると知って驚きました、、、😂
これは1番はじめに作成していたラフ画です。
完成系とはちょっと異なりますが、最初から背景にはデジタルサイネージを採用することを決めていました。このラフは作曲者さんにも提出していないかなり初期段階のものです。
背景画はパッと見で気づく方も多いと思いますが、渋谷のスクランブル交差点辺りがモデルになっています。
背景は普段描くことが少ないので、去年の12月頃に友達に付き合ってもらって実際に渋谷に行ってロケしたりしていました。
この動画を制作するまで知らなかったのですが、映像媒体で広告を流すようなものはデジタルサイネージと呼ばれるそうです。ビルや電車、駅に多いイメージです。
これがたくさん使われている場所は限られているので、どんな風に内部の広告が流れているか、広告のデザイン、煽りでみたときの構図などいろいろ研究していました。
こちらは実際にとっていた写真。
絵に落とし込むときは「ジャンキーナイトオーケストラ」の背景画を参考にしていました。
人物画に比べると背景はデフォルメチックな雰囲気になっています。
人物以外はエフェクトを含めてぼかすことを想定して作っていたのでビルなどはあまり細部までは描きこんでいません。
こちらが最初に提出した人物ラフです。
今回は依頼を頂いたときに人物など細かく指定を頂いていたので、いつもと違ってそこまで悩まずサクサク描けました。
目の色はフォロワーさんのアドバイスで青系のカラーにしました。
@tos
— まほかる (@bisque_doll8981) April 13, 2021
黒髪に似合う目の色ってなんだ…
今回は全体的にクールな印象なので、絵も映像もほとんど寒色系で統一させています。
人物は普段あまりやらない塗り方をした箇所が全体的に多いです。新しい塗り方にチャレンジしたくて、以下の動画を参考に塗っていました。
背景の映像を発光させることを想定していたので、はじめから暗めの逆光気味な塗りにしています。
今回は上段に英語の歌詞、下段に日本語の歌詞を挿入します。
背景メイキング
背景画の緑色の部分が映像を合成しているところです。
人物を目立たせたかったため、完成品では背景と映像は一緒にぼかしをかけています。
はめ込んでいる映像は楽曲に合わせてパターンを変えています。
制作期間は1.5ヶ月くらいですが、内容や構成は3ヶ月くらいずっと考えていました。
GW頃に完成して依頼者さんにチェックしていただいたり、仕上げをしたりしていました。
新幹線の中でも動画をゆるゆる作っていました。
ご依頼者さんは過去に映像を担当した「終わりが暮れる水槽の中で。」を見てご依頼を決めてくださったようで、それがすごく嬉しかったです。
i//は主に背景やエフェクトに終わ暮れのようなネオンカラー、原色カラーを中心に使いました。パキッとしたカラーはとても映像ばえするので大好きですが、似合う曲は限られるので制作していてとても楽しかったです。
今回は映像で拘った部分はサビの視覚効果を減らしたことです。
いままで制作した曲はほぼ全てAメロBメロを大人しめにしてサビで派手にするパターンが多かったのですが、今回は逆にサビを落ち着かせる構成にしてみました。
今回は歌い手さんの声や楽曲の音を際立たせるような映像にしたかったので、楽曲のリズムや楽器の音を拾ってエフェクトをつけたりして音を強化できるような動画を目指して作りました。
普段のボカロ楽曲だとボカロPさんと1対1で制作することが多いのですが、「i//」はたくさんの方と共同で作品を作ることができ、新鮮でとても楽しかったです。堀さんお声がけくださりありがとうございました🙇♀️
歌を担当してくださったかんきさん、ちぇりー。さん、小夏さんもこの度はありがとうございました。制作中みなさんの声を何回も聴いて楽しく作業していました!
たくさんの方に聴いていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
「i//」 - crash≠crush
music 堀圭祐
vocal かんき、ちぇりー。、小夏
movie まほかる
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